『オバラ座の怪人二十面相』観劇
2004年2月4日 演劇下北沢の本多劇場での公演だったのですが、劇場じたいはバウホールくらいの小さな劇場でした。
昨日が千秋楽だったので、やっと書き込みができます。
だって、犯人がわかってしまうとまだ観てない人にはつまらないでしょ。
演出家が「今夜は最高」「笑っていいとも」「ごきげんよう」を作っている高平哲郎さんとあって、出演者が皆さん個性豊かすぎで出てくる場面ごとにアドリブやギャグなどで思いっきり笑わせてくれます。
一応ミステリーでストーリーとしては一貫してるのですが、ストーリーそっちのけで楽しませてくれるんです。
怪人二十面相が次々と犯行を予告してくるのですが、全部成功してしまいます。 怪人二十面相は今 拓哉さんがやってます。
その謎解きに斉藤晴彦さんの明智小五郎、元少年探偵コナンの松田洋治さん、オバラ座の劇団員で元少女探偵マユミのぶんちゃんが活躍します。
二十面相が劇場のあちらこちらで登場、声のする方向を見るとなんと劇場の一番後ろだったり舞台を照らすライトだったり、コナン君の声が後ろから聞こえてきたので振り返ると中央通路だったり。
それに舞台からの客席降りもたくさんあって通路でお芝居するものだから、前から3列目の席の私は体をひねって観てました。
「ぶんちゃんも降りてきてくれないかなあ」と期待してたら、なんと一回だけだったけど、私のすぐ横で立ち止まってコナン君とお芝居してくれましたよ。 もう手を伸ばせばさわってしまうくらい近くで!!
もっと興奮してしまうかと思ってたけど案外冷静にぶんちゃんを見ている自分に少しびっくりしましたけどね。
コナン君そっちのけでぶんちゃんばかり見てましたね。
もう客席まで使って劇場全体が舞台化してました。 こんなお芝居は初めての経験でした。
オバラ座が公演しているという設定で劇中劇が何本も出てきます。
その中の三本にぶんちゃんが出演してきます。
初めは一流芸人のショーで、その一流芸人が箱の中に入れられてマジックでぶんちゃんに入れ替わります。 ここでは、ぶんちゃんはチャイナドレスで登場。 その一流芸人がさらわれてしまいます。 二十面相が劇中に変装して出演していたのです。
一流芸人は日替わりゲストで、コロッケさん、小堺一機、ミッキーカーチス、水前寺清子さんなどです。
「女シェーン カム バック」ではぶんちゃんはカウボーイ姿で登場。 ここでは宝塚時代の男役ぶんちゃんで超カッコイイ!!
西部劇なのに背景が松と梅なんです。 子役の小林のり一さんが台詞で指摘するまでわからなかった。 わかってからは大笑い。
小屋の夫婦がぶんちゃんに一目ぼれ。 二人でぶんちゃんに迫ってきます。 でもぶんちゃんは「私は女だ」と言って二人を退けるのですが、そのときにどうも奥さんの胸にさわってしまったらしく、劇が終わって皆が掃けてから「ああ、さわっちゃったよ〜」って台詞はないのだけど、両手のひらを見て動揺している顔の表情とリアクションが可笑しくて思わず吹き出してしまいました。
日本物のお芝居では仁義物で、マユミは30歳の設定だから大人の女性で着物姿で髪の毛は自分の毛を結い上げての登場。 やくざ風の男たちに囲まれて短刀での立ち回り。
立ち回りも素晴らしいし凛とした女性でここでもカッコイイ!!
お芝居が跳ねると元少女探偵マユミに変身。
それぞれ全くちがうキャラクターを作っててさすがだねと思わせてくれます。
マユミの叔母さん役はローリーさんがやってて、すごい資産家で豪邸に住んでいます。
その叔母さんの正体は黒トカゲで二十面相とは夫婦なんです。
そのことにマユミは気づいているんです。 二十面相がこっそり浮気していることも。
最後のシーンで明智さんがその叔母さんの別荘の地下に出演者全員を集めて二十面相の予告した事件の真相を暴いていきます。
観劇しているときは、犯人が誰なのかよくわからなかったのでここは見ものでした。
一流芸人をさらったのは、黒トカゲと二十面相の仕業だと。
まず、黒トカゲの正体があばかれます。
そして、「ここに二代目黒トカゲがいる」と宣言。
その手下たちに親分を指差してみろと。
なんとマユミだったのです。 これには叔母さんもびっくりしてました。 マユミも事件の犯人だったのです。
そういえばコナン君がマユミの行動を見て「誰を信用していいのかわからない」と言ってた。
そして、そしてなんとコナン君までが事件の犯人だったのです。
これにはマユミもびっくり。 私たちもびっくり。
オバラ座の社長も実の正体をあばかれて犯人だったのです。
最終的には、出演者全員がなんらかの関係で犯人だったのです。
皆がグルだったということなのです。
明智さんにマユミが「私たちの仲間に入って世界制覇をしてみない」と言われて仲間入りして幕になりました。
フィナーレでは、一番最後に斉藤さんとぶんちゃんが二人で登場。 これってW主役ってことですよね。 すごく嬉しかった。
ミュージカルなので歌やダンスも盛りだくさんで、ぶんちゃんのダンスシーンはなかったけど歌のソロが何曲もあって、男役の時の歌声ではなくて高いキーでなかなか聞かせてくれる歌声でした。
出演者のアドリブなどで上演時間がかなりオーバーしてしまったらしく、途中20分の休憩が入っただけで2時から始まったのに終わったのは5時半でした。
ぶんちゃんも小林のり一さんに結構笑わされて、台詞が詰まったりしたそうです。
千秋楽ではそのお返しなのか、小林さんのかつらを剥ぎ取ってしまったそうです。 「ああ、頭を剥ぎ取られてしまったよ〜」って。
ミステリーミュージカルなんだけど、中身はおもちゃ箱をひっくり返したような舞台でした。
こんなに笑いっぱなしの舞台は『I LOVE YOU 愛の果ては?』以来でした。
観劇後にはとっても暖かい幸せな気分で心の中はいっぱいになりました。
ぶんちゃんは、型にとらわれず色々なことに挑戦してくれるからファンはとっても幸せです。
今度の『春が来た』の舞台も楽しみです。
昨日が千秋楽だったので、やっと書き込みができます。
だって、犯人がわかってしまうとまだ観てない人にはつまらないでしょ。
演出家が「今夜は最高」「笑っていいとも」「ごきげんよう」を作っている高平哲郎さんとあって、出演者が皆さん個性豊かすぎで出てくる場面ごとにアドリブやギャグなどで思いっきり笑わせてくれます。
一応ミステリーでストーリーとしては一貫してるのですが、ストーリーそっちのけで楽しませてくれるんです。
怪人二十面相が次々と犯行を予告してくるのですが、全部成功してしまいます。 怪人二十面相は今 拓哉さんがやってます。
その謎解きに斉藤晴彦さんの明智小五郎、元少年探偵コナンの松田洋治さん、オバラ座の劇団員で元少女探偵マユミのぶんちゃんが活躍します。
二十面相が劇場のあちらこちらで登場、声のする方向を見るとなんと劇場の一番後ろだったり舞台を照らすライトだったり、コナン君の声が後ろから聞こえてきたので振り返ると中央通路だったり。
それに舞台からの客席降りもたくさんあって通路でお芝居するものだから、前から3列目の席の私は体をひねって観てました。
「ぶんちゃんも降りてきてくれないかなあ」と期待してたら、なんと一回だけだったけど、私のすぐ横で立ち止まってコナン君とお芝居してくれましたよ。 もう手を伸ばせばさわってしまうくらい近くで!!
もっと興奮してしまうかと思ってたけど案外冷静にぶんちゃんを見ている自分に少しびっくりしましたけどね。
コナン君そっちのけでぶんちゃんばかり見てましたね。
もう客席まで使って劇場全体が舞台化してました。 こんなお芝居は初めての経験でした。
オバラ座が公演しているという設定で劇中劇が何本も出てきます。
その中の三本にぶんちゃんが出演してきます。
初めは一流芸人のショーで、その一流芸人が箱の中に入れられてマジックでぶんちゃんに入れ替わります。 ここでは、ぶんちゃんはチャイナドレスで登場。 その一流芸人がさらわれてしまいます。 二十面相が劇中に変装して出演していたのです。
一流芸人は日替わりゲストで、コロッケさん、小堺一機、ミッキーカーチス、水前寺清子さんなどです。
「女シェーン カム バック」ではぶんちゃんはカウボーイ姿で登場。 ここでは宝塚時代の男役ぶんちゃんで超カッコイイ!!
西部劇なのに背景が松と梅なんです。 子役の小林のり一さんが台詞で指摘するまでわからなかった。 わかってからは大笑い。
小屋の夫婦がぶんちゃんに一目ぼれ。 二人でぶんちゃんに迫ってきます。 でもぶんちゃんは「私は女だ」と言って二人を退けるのですが、そのときにどうも奥さんの胸にさわってしまったらしく、劇が終わって皆が掃けてから「ああ、さわっちゃったよ〜」って台詞はないのだけど、両手のひらを見て動揺している顔の表情とリアクションが可笑しくて思わず吹き出してしまいました。
日本物のお芝居では仁義物で、マユミは30歳の設定だから大人の女性で着物姿で髪の毛は自分の毛を結い上げての登場。 やくざ風の男たちに囲まれて短刀での立ち回り。
立ち回りも素晴らしいし凛とした女性でここでもカッコイイ!!
お芝居が跳ねると元少女探偵マユミに変身。
それぞれ全くちがうキャラクターを作っててさすがだねと思わせてくれます。
マユミの叔母さん役はローリーさんがやってて、すごい資産家で豪邸に住んでいます。
その叔母さんの正体は黒トカゲで二十面相とは夫婦なんです。
そのことにマユミは気づいているんです。 二十面相がこっそり浮気していることも。
最後のシーンで明智さんがその叔母さんの別荘の地下に出演者全員を集めて二十面相の予告した事件の真相を暴いていきます。
観劇しているときは、犯人が誰なのかよくわからなかったのでここは見ものでした。
一流芸人をさらったのは、黒トカゲと二十面相の仕業だと。
まず、黒トカゲの正体があばかれます。
そして、「ここに二代目黒トカゲがいる」と宣言。
その手下たちに親分を指差してみろと。
なんとマユミだったのです。 これには叔母さんもびっくりしてました。 マユミも事件の犯人だったのです。
そういえばコナン君がマユミの行動を見て「誰を信用していいのかわからない」と言ってた。
そして、そしてなんとコナン君までが事件の犯人だったのです。
これにはマユミもびっくり。 私たちもびっくり。
オバラ座の社長も実の正体をあばかれて犯人だったのです。
最終的には、出演者全員がなんらかの関係で犯人だったのです。
皆がグルだったということなのです。
明智さんにマユミが「私たちの仲間に入って世界制覇をしてみない」と言われて仲間入りして幕になりました。
フィナーレでは、一番最後に斉藤さんとぶんちゃんが二人で登場。 これってW主役ってことですよね。 すごく嬉しかった。
ミュージカルなので歌やダンスも盛りだくさんで、ぶんちゃんのダンスシーンはなかったけど歌のソロが何曲もあって、男役の時の歌声ではなくて高いキーでなかなか聞かせてくれる歌声でした。
出演者のアドリブなどで上演時間がかなりオーバーしてしまったらしく、途中20分の休憩が入っただけで2時から始まったのに終わったのは5時半でした。
ぶんちゃんも小林のり一さんに結構笑わされて、台詞が詰まったりしたそうです。
千秋楽ではそのお返しなのか、小林さんのかつらを剥ぎ取ってしまったそうです。 「ああ、頭を剥ぎ取られてしまったよ〜」って。
ミステリーミュージカルなんだけど、中身はおもちゃ箱をひっくり返したような舞台でした。
こんなに笑いっぱなしの舞台は『I LOVE YOU 愛の果ては?』以来でした。
観劇後にはとっても暖かい幸せな気分で心の中はいっぱいになりました。
ぶんちゃんは、型にとらわれず色々なことに挑戦してくれるからファンはとっても幸せです。
今度の『春が来た』の舞台も楽しみです。
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