男役 紫吹 淳 集大成といった感じの舞台だった。
りかさんの魅力が爆発して、妖しくも美しいバンパイアだった。
りかさんの細くて長い足を観ている人にアピールさせる衣装だったし、踊りだした瞬間「この人同じ人間なの?」と思わせるくらい見惚れてしまっていた。

時期トップのさえちゃんも成長著しく、観ていて頼もしくさえ思った。
嫉妬からりかさんに怒りをぶつけるところでは、感情の移動が観ていてはっきりわかった。
えみくらちゃんもただの可愛い娘役さんからすっかり脱皮してて、ますます惚れ直してしまった。

この三人は別格として、わたし的にはきりやんにますますはまってしまったね。
きりやんのスターカレンダーまで買っちゃったもん。

今回きりやんはコミカル部門担当だったけど、しっかりお芝居のポイントを握ってて存在感があった。
一幕でのルイ14世の役どころがすごく気に入った。
りかさんのかっこよさを引き立てる役どころで、きりやんがしっかりと演じているからこそ、りかさんの魅力が引き出されているんだと思う。
りかさんがバンパイヤだと知って、「私にも永遠の命をさずけてくれないか?」と言って、りかさんに「私にもタイプがある」とキッパリ断られるシーンでは大笑いしてしまった。

ストーリー的には、「うん、なんでこうなるの?」とちょっと不自然なところもいくつかあったけど、そんなの全部払拭してしまうくらい素敵な舞台だった。

効果音や電飾の使い方も、いつもの宝塚のパターンを見事に打ち破るくらいすごく迫力があってそのたびに座っている椅子の背もたれに押し付けられるほど「うぉっ!!」と思った。

最後のフィナーレでスターさんが銀橋に並ぶところでは、お客さん全員から手拍子が沸き起こって私も初めのうちはその手拍子に参加してたけど、だんだん目から涙があふれてきてその涙をぬぐうのに精一杯だった。

りかさんも顔は笑顔だったけど、目には光るものがはっきりわかった。

前回の雪組公演がわたし的にはいまいちだったので、宝塚から離れていく自分を感じていたのだけど、今回の月組公演でまた宝塚の魅力に引き戻された。

月組のみなさんに素敵な舞台を観せてもらってありがとうと言いたい。

そして、りかさん本当にお疲れ様でした。
来年三月の千秋楽まで突っ走ってください。

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